特集 / AI VISIBILITY 2026.07
対象: 3rdschool様 計測期間: 2026年7月24日〜29日 作成日: 2026年7月29日 累積 90セッション

Feature / AI Visibility Report

AIは、
3rdschool
知っているか。

保護者が「吉祥寺 プログラミング教室 おすすめ」とAIに聞いたとき、その答えに3rdschoolは登場するのか——。ChatGPT・Gemini・Claudeの3つのAIに、保護者になりきった10種類の質問を各3回ずつ、累積90セッション投げて全記録しました。本特集は、その計測結果のすべてと、2026年8月の1ヶ月実行計画をまとめた診断レポートです。

0%
AI回答への登場率
23回 / 90セッション中
0回
1位・筆頭での登場
登場時の平均順位 2.1位
10戦10勝
地図検索が走った回
Googleマップ経由では無敗
0勝13敗
Web検索が走った回
検索結果89件に一度もなし

SCROLL ↓

Contents — 全体像から各論へ

本誌の表記ルール

FACT|事実

実際の計測(2026年7月24日〜29日・累積90セッション)で観測した事実、または出典を確認できる公開情報です。

VIEW|解釈

観測した事実から私たちが導いた解釈・仮説です。事実とは明確に区別して記載します。

⚠ 要確認

事実と異なる可能性があり、照合・修正が必要な事項です。

出典[n]

本文の上付き数字は巻末「出典一覧」への脚注リンクです。海外・国内の調査データはすべて実在のURLに対応しています。

Chapter 01 / Primer

01

検索の答えが、
変わった。

結論。保護者が教室を探す場所は、検索結果の「一覧」から、AIが返す「答え」へ移りつつあります。だからこそ、AIが3rdschoolをどう語っているかを計測し、望ましい形に育てていく施策——AEO——に、いま着手する価値があります。

1-1AEOとは何か——「答えの中に入る」ための施策

AEO(Answer Engine Optimization/アンサーエンジン最適化)とは、ChatGPTのような「答えを返すAI」に、自社が引用・推薦される状態を作る施策のことです。LLMOGEOと呼ばれることもありますが、ほぼ同義です。従来のSEOが「検索結果の一覧で上位に載る」ことを目指すのに対し、AEOは「AIの答えそのものの中に登場する」ことを目指します。

なぜ今なのか。数字を4つだけ挙げます。

  • 日本のユーザーの37%が生成AIで検索しており、20代では50%超に達しています[3]
  • 飲食店や習い事など、地域のお店・教室探しにAI(ChatGPT等)を使う消費者は、海外調査で1年間に6%から45%へ急増しました[4]
  • 検索結果にAIの要約が表示されると、検索1位のサイトでさえクリックが34.5%減る——30万キーワードの調査で確認されています[5]。「1位に載る」だけでは届かなくなりつつあります。
  • 一方でAI経由の訪問者は質が高い。ある海外企業の自社データでは、流入のわずか0.5%のAI経由訪問者が、新規登録の12.1%を生みました。転換率にして約23倍です[6]

市場の本気度も裏づけになります。AI可視性の計測ツール大手Profoundは2026年2月、評価額10億ドル(ユニコーン)で9,600万ドルを調達し、Fortune 500企業の1割が顧客です[2][7]。国内でも電通デジタルがGEO/LLMOサービスを提供し[8]、サイバーエージェントは2026年6月にAI検索専門の事業本部を新設しました[3]

1-2なぜ「3つのAIに、3回ずつ」聞くのか

本題に入る前に、この計測の前提を3つだけ押さえてください。ここが分かると、この後のすべての数字が読めるようになります。

前提① AIの回答は、毎回変わる

同じ質問をしても、AIの答えは毎回変わります(確率的に生成されるためです)。Googleの検索順位のような固定の「順位」は存在しません。だから1回の「出た/出ない」ではなく、同じ質問を3回して何回出たかで判定します。本誌では、3回中3回または2回の登場を「定着」、1回を「境界線上」、0回を「不在」と呼びます。

前提② AIごとに、読んでいる情報源はほぼ別物

16万件超の質問を4つのAIに投げた海外調査では、4つすべてに共通する引用元はわずか3.8%。約7割の情報源は、1つのAIにしか登場しませんでした[1]。つまり「ChatGPTで出るならGeminiでも出るだろう」は成り立ちません。複数のAIを別々に測る必要があります。

前提③ AIの情報源は、入れ替わり続ける

AI回答の引用元は時間とともに最大90%入れ替わるという分析もあります[2]。一度測って終わりではなく、同じ質問セットでの定点観測が前提になります。

Chapter 02 / Method

02

90回、同じ質問を
ぶつけた。

結論。2026年7月24日から29日にかけて、保護者になりきった10種類の質問を、ChatGPT・Gemini・Claudeの3つのAIに各3回ずつ——累積90セッション——投げ、回答をすべて記録しました。以下がその設計と質問の全文です。

2-1取材対象——3rdschoolの現在地

まず前提となる事実の整理です。3rdschoolは吉祥寺(武蔵野市吉祥寺本町2-17-2 マリオンワンビルB1)の子ども向けプログラミング教室です。校名の「3rd」は、家庭・学校に次ぐ第3の居場所「サードプレイス」に由来します。

教室の基本情報 FACT

  • 対象は小学1年生〜高校生。コースはScratchゲームコースロボットコース(LEGO WeDo等)の2系統
  • 生徒3人に講師1人の少人数個別。カリキュラム固定ではなく、子どもの興味・作りたいものを軸に進める
  • 発表・交流を大切にするスタイル
  • 武蔵野市教育委員会後援イベント「AI×プログラミング博士になろう!」を開催。武蔵野市の学校現場でのプログラミング教育支援実績あり

Web資産の現状 FACT

  • 公式サイト 3rdsch.jp(後援実績を明記。ただし料金ページ・コース別の独立ページ・教材名の記載なし)
  • Googleビジネスプロフィール(GBP): 評価5.0 × レビュー16件
  • コエテコ: 未掲載(武蔵野市一覧16教室にも不在)
  • コドモブースター: 武蔵野市ランキング6位に掲載済み/理ナビ: 掲載ページあり
  • 地域メディア「Meetむさしの」にインタビュー記事、スクルーに掲載ページあり
  • 公式のnote・YouTube・プレスリリース配信: なし

2-2計測の設計

項目内容
期間2026年7月24日〜7月29日
対象AI(3つ)ChatGPT(無料版・標準モデル)/ Gemini(Gemini 3.6 Flash・無料版)/ Claude(Claude Sonnet 5・無料版)
統制条件すべて新規チャットで実施(履歴の影響を受けない状態)
試行数同じ質問を各AIに3回ずつ(AIの回答は毎回変わるため、1回では測れない)
規模質問10問 × 3AI × 3試行 = 累積90セッション
記録項目3rdschoolの登場有無/順位(n位/m校中)/登場した全ブランド/3rdschoolがどう説明されたか(原文)/競合がどう説明されたか/AIが引用・表示した情報源/回答形式(Web検索・地図検索・内部知識)

2-3AIに投げた質問の全文

質問はすべて、保護者が実際に打ちそうな文面で設計しました。以下が投げたプロンプトの原文です(一字一句このまま入力しました)。

#想定する親質問文(原文)計測状況
質問1低学年の保護者小学校低学年の子どもがいます。吉祥寺のプログラミングスクールでおすすめはありますか?3回×3AI 完了
質問2低学年の保護者小学校低学年の子どもがいます。武蔵野市のプログラミングスクールでおすすめはありますか?完了
質問3中学生の保護者中学生の子どもがいます。吉祥寺のプログラミングスクールでおすすめはありますか?完了
質問4中学生の保護者中学生の子どもがいます。武蔵野市のプログラミングスクールでおすすめはありますか?完了
質問5指定なし(一般)吉祥寺の子供向けプログラミング教室でおすすめはどこですか?完了
質問6指定なし(一般)吉祥寺でプログラミングを習える子供向けの教室を教えてください完了
質問7指定なし(一般)吉祥寺で子供向けのロボット教室はどこがおすすめですか?完了
質問8小3男子の保護者小3の息子がScratchでゲームを作りたがっています。吉祥寺で良い教室はありますか?完了
質問9小学生の保護者マイクラ好きの小学生に合うプログラミング教室、吉祥寺周辺でありますか?完了
質問10指定なし(一般)吉祥寺あたりで子供がAIについて学べる教室はありますか?完了
質問11小学生の保護者(動機ベース)ゲームばかりしている小学生に、何か学びになる習い事をさせたい。吉祥寺でプログラミング教室はどう?未計測(8月の定点計測から追加予定)

質問設計の意図

質問1〜4は「学年 × エリア(吉祥寺/武蔵野市)」の基本形。質問5・6は学年指定なしの一般形(語形を2種類用意)。質問7〜10は「ロボット・Scratch・マイクラ・AI」という興味・テーマの切り口で、3rdschoolがどのテーマと結びついているかを検証します。質問11は「教室名を聞く前」の検討段階で名前が挙がるか——想起(ブランド名を出さない質問で名前が挙がること)を見る動機ベースの質問です。

Chapter 03 / Findings

03

地図では無敵、
Webでは不在。

結論。3rdschoolは90セッション中23回、4回に1回登場しました。しかも出るときは強く、1位・筆頭が11回。そして勝敗を分けていたのはエリアでもテーマでもなく、AIがどの「情報経路」を引くかでした。

3-1現在地の全体KPI

まず全体像です。シェア・オブ・ボイス(SoV)とは、AI回答に登場した全ブランド言及のうち自社が占める割合のことです。FACT

0%
AI回答への登場率
23回 / 90セッション
0
1位・筆頭での登場
登場時の平均順位 2.1位
0%
シェア・オブ・ボイス
のべ423言及中 23回
0
業界内順位(25ブランド中)
首位は69回・約3倍
0
公式サイトが引用された回数
3回 / 90セッション

「出れば強いのに、4回に3回は出ない」。この非対称が本計測の出発点です。公式サイト(3rdsch.jp)がAIに引用されたのは90セッション中わずか3回(ChatGPT2回+Claude1回)でした。

3-2AI別の成績——3つのAIは、別人だった

AI別の登場回数(各30セッション中)

系列はAIごとに色を固定しています。

ChatGPT Gemini Claude
ChatGPTシェア1.9%(3/156言及)
3/30
Geminiシェア7.5%(10/134言及)
10/30
Claudeシェア7.5%(10/133言及)
10/30
FIG.01 — AI別の3rdschool登場回数。出典: 自社計測(2026年7月24日〜29日・90セッション)。

ひとことで総括すると——VIEW

  • ChatGPT(3/30): 最も弱い。武蔵野市×中学生の質問でのみ1位2回。
  • Gemini(10/30): 3rdschool像を最も深く正確に知っている。
  • Claude(10/30): Googleマップ検索が走った時だけ圧勝(筆頭9回)。

3-3定着マトリクス——どの質問で出て、どの質問で消えるか

質問×AIの30マスを、各3試行の結果で塗り分けました。◎=3回中3回登場、◯=2回、△=1回、×=0回です。FACT

質問×AI 定着マトリクス(各マス3試行)

◎ 3/3回 定着 ◯ 2/3回 定着 △ 1/3回 境界線上 × 0/3回 不在
質問
ChatGPT
Gemini
Claude
備考
質問1吉祥寺×低学年
×0/3
1/3・4位1回
×0/3
Geminiで1回出て消えた
質問2武蔵野市×低学年
×0/3
3/3・2〜3位で安定
×0/3
Geminiの定着枠
質問3吉祥寺×中学生
×0/3
×0/3
×0/3
全AI不在の最弱質問
質問4武蔵野市×中学生
3/3・1位2回 5位1回
×0/3
2/3・筆頭2回
ChatGPT唯一の定着枠
質問5吉祥寺×指定なし
×0/3
×0/3
2/3・1位2回
吉祥寺で初めて勝てた質問
質問6吉祥寺×指定なし(語形違い)
×0/3
×0/3
3/3・3回とも1位
Claude最強の枠
質問7吉祥寺×ロボット
×0/3
3/3・3〜4位
1/3・2位1回
Gemini吉祥寺初の定着
質問8吉祥寺×Scratch×小3
×0/3
2/3・3位2回
2/3・1位2回
公式サイトリンクが初表示された枠
質問9マイクラ
×0/3
×0/3
×0/3
需要が大きいのに完全不在=最大の穴
質問10AI教室
×0/3
1/3・3位1回 AI文脈なし
×0/3
後援実績はゼロ言及。ロジカルAIスクールが9/9独占
FIG.02 — 質問×AIの定着マトリクス。記号と色の二重表記(◎◯△×)。出典: 自社計測(2026年7月24日〜29日・90セッション)。

VIEW 読み方はこうです。勝ち枠は「武蔵野市」(質問2・4)、「吉祥寺×指定なし」(質問5・6)、「テーマ=ロボット・Scratch」(質問7・8)。負け枠は「吉祥寺×学年指定」(質問1・3)と「コンテンツ語=マイクラ・AI」(質問9・10)。この分かれ方の正体を、次の節で突き止めます。

3-4経路の物語——勝敗は「AIがどこを見るか」で決まっていた

決定的な発見はClaudeの回答記録の中にありました。Claudeは回答を作る際、Googleマップの店舗データを参照するプレイス検索を走らせる回と、Web記事・比較サイトを検索するWeb検索経路を走らせる回がありました。その内訳がこれです。FACT

同じAI(Claude)でも、経路が変わると勝敗が反転する

保護者の質問 「吉祥寺で子どもの教室を…」——質問の型によって、AIが引く情報経路が分かれる
経路A — 地図検索(プレイス検索)
10戦10勝

Googleマップの店舗データが参照された回は全勝。筆頭9回・2位1回。源泉はGBP評価5.0×レビュー16件。

経路B — Web検索
0勝13敗

Web記事・比較サイトが検索された回は全敗。通算13セッション・計89件の検索結果に、3rdsch.jpは一度も含まれなかった

FIG.03 — Claudeの回答における情報経路別の勝敗(1マス=1セッション)。出典: 自社計測(2026年7月24日〜29日・90セッション)。

観測された事実 FACT

  1. Claudeでプレイス検索(Googleマップ検索)が走った回は10戦10勝(筆頭9回・2位1回)。Web検索が走った回は0勝13敗
  2. ClaudeのWeb検索結果は通算13セッション・計89件表示されたが、3rdsch.jpは一度も含まれなかった
  3. プレイス検索での勝因はGBP(Googleビジネスプロフィール=Googleマップ・検索に表示される店舗情報)。評価5.0×レビュー16件は、吉祥寺圏の子ども向けプログラミング教室で圧倒的1位(2位グループはスタープログラミングスクール5件・IT KiDS 4件・Geeked 3件)。
  4. LITALICOワンダー(GBP評価3.8・否定的レビューあり)は、テキスト検索では1〜2位常連なのに、プレイス検索が走った回では簡素な紹介に格下げされた。
  5. GBPレビュー内の「Scratchコース受講中」という一文を、ClaudeがScratchの質問(質問8)への適合根拠として直接引用し、筆頭で推薦。同じ回では「HP: https://3rdsch.jp/」の公式サイトリンクも表示された(GBPのウェブサイト欄由来)。
  6. ChatGPTで3rdschoolが出た3回のうち1位の2回は、3rdsch.jp自体がChatGPTの検索にヒットした回(武蔵野市の質問。公式サイトが「武蔵野市」の語に強いため)。マップカード型の表示では吉祥寺で一度も出ていない。
  7. Geminiは出典を表示しない回が多く、内部知識ベース。3rdschool像は最も正確だった(3人に1人の個別指導/学校現場支援/Scratch・WeDo/マリオンワンビル地下1階/対象小学生〜高校生/「サードプレイス型の学習教室」という理解まで到達)。
  8. 質問9(マイクラ)・質問10(AI)ではClaudeのプレイス検索が一度も走らず、すべてWeb検索だった。

この事実から導かれる解釈 VIEW

  • 勝敗はエリアでもテーマでもなく「AIがどの情報経路を引くか」で決まる。3rdschoolはGoogleマップ経路では無敵、Web記事経路では存在しません。
  • 経路の分岐則: 「場所×施設」型の質問(〜教室を教えて)→地図検索が走りやすい=勝てる。「マイクラ」「AI」などコンテンツ・概念語入りの質問→Web記事が厚いためWeb検索が優先=負ける。
  • Web経路で負ける原因は「順位が低い」ではなく「掲載自体がない」。AIが読む比較記事・ポータル群(コエテコ等)に3rdschoolが載っていません。
  • GBPレビューの語彙は、そのまま質問への適合性になります(「Scratchコース受講中」の実例)。レビューに学年・コース名・ツール名が入る設計が効きます。
  • カテゴリ語で「棚」は総入替します(ロボット→栄光ロボットアカデミーが9/9王者・スター消滅/Scratch→スター復権/マイクラ→専用コース名を持つ校だけ/AI→ロジカルAIスクール独占)。新カテゴリの棚は先行者総取りです。

Chapter 04 / Perception

04

AIの中の、
3rdschool像。

結論。AIが語る3rdschool像は「好意的だが、穴だらけ」です。事実に合致した良い描写が10件定着している一方、事実と異なる恐れのある描写が5件、そして一度も言及されなかった完全な空白が3領域ありました。

4-1定着している描写——AIはここまで知っている

90セッションの回答から、3rdschoolについてAIが実際に書いた描写を分類しました。まずは事実に合致するポジティブな描写です。FACT

カリキュラム優先ではなく、子どもの興味・意欲に合わせて進めるClaudeの登場10回のほぼ全て(GBPレビュー由来)+ChatGPT1回
評価5.0(16件)で最も評判が良いClaude複数回(最上級表現つき筆頭)
生徒3人に講師1人の少人数個別指導Geminiで一貫(7月24日から全期間)
武蔵野市の学校現場でのプログラミング教育支援Geminiで一貫
Scratch・ロボット(WeDo)のコースGemini
発表や交流を大切にするGemini
カフェのような落ち着いた雰囲気Claude(GBPレビュー由来)
駅近・マリオンワンビル地下1階Gemini・Claude(番地まで正確)
対象は小学生〜高校生Gemini1回(正確に描写された初の例)
サードプレイス型の学習教室Gemini1回(校名の意味を理解)

4-2事実と異なる可能性のある描写——放置すると危ない5件

次に、事実と照合が必要な描写です。特に1件目は、低学年の保護者への推薦から3rdschoolが外れる直接の原因になり得ます。⚠ 要確認

中高生向けのSTEAM教育/本格IT教育⚠ 小学生対象が抜け落ちている。低学年の親への推薦から外れる恐れChatGPTで3回
デザインやデジタルクリエイティブも学べる⚠ 出所不明の描写ChatGPT1回
脱力系でアットホーム⚠ 公式表現ではない。受け取られ方が不安定Gemini1回
3か月単位でコース切替⚠ 出所不明Gemini1回
宿題の負担をかけない⚠ 出所不明Gemini1回

4-3空白——一度も語られなかったイメージ

そして最も重要なのが「語られなかったこと」です。以下のうち上の3つは、全90セッションで言及が0回だった領域です(最後の「不登校・居場所」は、該当する質問をまだ実施していないため未検証です)。FACT

マイクラ — 質問9で9セッション中0回。完全不在×0 / 9セッション
AI学習・「AI×プログラミング博士になろう!」後援実績 — 質問10を含め全90セッションで言及0回×0 / 90セッション
料金 — 全期間で言及0回(競合スタープログラミングスクールは月額15,400円が引用された例あり)×0 / 90セッション
不登校・居場所 — 質問未実施のため未検証(今後の計測候補)未検証

4-4補足——AIは、競合の名前も間違えていた

FACT 計測中、AIは競合の固有名詞も間違えました。観測できただけで5例——教室名の誤記2件、実在しない校名の生成1件(他社のレビュー・評価データが実在しない校名に紐づけて紹介された)、系列関係の誤結合2件です。

VIEW つまり、AIは放っておくと間違ったことを言います。正しい一次情報をWeb上に置いておくことが、誤描写への自衛になります。第6章の施策で「誤描写の監視と修正」を組み込むのはこのためです。

Chapter 05 / Landscape

05

棚の王者と、
読まれている名簿。

結論。言及シェアの首位は69回、3rdschoolは23回で8位/25ブランド中。カテゴリ別の「棚」には、それぞれ王者がいます。そしてAIが読む「おすすめリスト」の常連——コエテコ——に、3rdschoolはまだ載っていません。

5-1シェア・オブ・ボイス——25ブランドの中の3rdschool

90セッションの全AI回答に登場したブランド言及は、のべ423回・25ブランド。その分布です。FACT

ブランド言及回数ランキング(のべ423言及・25ブランド)

3rdschool ロジカルAIスクール(第5-3節で詳述) その他のブランド 内訳 = ChatGPT / Gemini / Claude
順位ブランド言及回数(バーは首位=69回を100%とした比率)内訳
1LITALICOワンダー
69回(首位・同率)
25/27/17
1スタープログラミングスクール
69回(首位・同率)
24/21/24
3プログラボ
51回
28/14/9
4IT KiDS
45回
23/15/7
5ステムアカデミーキッズ
33回
4/14/15
6栄光ロボットアカデミー
29回
10/9/10
7プログラミング教育HALLO
24回
6/8/10
83rdschool
23回 — 首位の約3分の1
3/10/10
9QUREO
15回
5/5/5
10ロジカルAIスクール
11回
4/3/4
11Swimmy
10回
4/4/2
12Geeked
9回
3/3/3
13CoderDojo吉祥寺
8回
8/0/0
14レゴスクール吉祥寺
6回
3/0/3
15AiQ吉祥寺校
4回
3/0/1
16-25ステモン3回・Tech Chance! 3回・ヒューマンアカデミーロボット教室3回・Life is Tech! 2回・その他6ブランド各1回計17回
FIG.04 — シェア・オブ・ボイス(全ブランド言及に占める割合)。3rdschoolは5.4%(423言及中23回)・8位/25ブランド中。出典: 自社計測(2026年7月24日〜29日・90セッション)。

5-2カテゴリごとの「棚の王者」

質問のテーマ(棚)が変わると、上位の顔ぶれは総入替します。各テーマの王者と、観測された勝因です。FACT

質問テーマ王者勝因(観測された事実)
ロボット(質問7)栄光ロボットアカデミー
9/9セッション
ロボット特化の校名・コース体系。コエテコのロボット枠ランキングが引用される
Scratch(質問8)スタープログラミングスクール
9/9セッション
自社ブログのScratchコース紹介記事がChatGPTに3回連続引用
マイクラ(質問9)IT KiDS
ChatGPT・Geminiで全試行1位
「マイクラッチJr./マイクラッチ」という専用コース名を持つ
AI(質問10)ロジカルAIスクール
9/9セッション・全試行筆頭
下記の「4点セット」

5-3ロジカルAIスクールの「4点セット」——吉祥寺で最も学ぶべき先行事例

Case Study — 開校1年前後の新顔が、AI枠9/9で筆頭独占

なぜ、できたばかりの教室がAIの質問で全勝できたのか。要因は4つに分解できます。

  1. カテゴリ名(AI)入りの校名・ドメイン — 質問の語とブランド名が一致する
  2. 自社で書いた比較記事 —「吉祥寺の子ども向けAI教室・プログラミング教室を徹底比較」(自社サイトのブログ)
  3. PR TIMESのプレスリリース — 開校リリースがClaudeの検索に3回とも表示された
  4. コエテコ掲載 — AIが読む「おすすめリスト」の常連に載っている

この4点は、どれも3rdschoolが8月に着手できるものです(校名は変えられませんが、記事タイトル・ページ名で「AI」を名乗ることはできます)。

5-4「自社で記事を書く→AIが引用する」は、実際に起きている

仮説ではありません。本計測の中で観測された実例が4件あります。FACT

01
ロジカルAIスクールの自社比較記事が、マイクラの質問でヒット

マイクラの質問(質問9)でClaudeの検索に自社比較記事がヒットし、自社が推薦枠入り。LITALICOワンダーの紹介文の出典までこの記事でした。

02
AIの質問9戦全勝の中身は「自社発コンテンツ」

同校はAIの質問(質問10)で9戦全勝。Claudeの検索6件中3件が自社発(自社サイト+自社記事+PR TIMESリリース)でした。

03
スタープログラミングスクールの自社ブログが3回連続引用

Scratchコース紹介の自社ブログがChatGPTに3回連続引用され、Scratch枠9/9。「AI時代」と題したブログ記事もAIの質問で引用され続けました。

04
対照: 3rdschoolは「引用されうる記事」がゼロ

3rdschoolには引用されうる自社記事がなく、ClaudeのWeb検索13セッション・89件に一度も登場しませんでした。条件差は「引用されうる記事の有無」だけです。

FACT 補足があります。実はロジカルAIスクールの比較記事には3rdschoolも載っています。しかしAIが引用したのはロジカルAIスクールとLITALICOワンダーの部分のみでした。VIEW「記事に載っている」だけでは不十分で、記事内での扱われ方——見出し・推薦文脈——まで影響します。自社記事なら、その扱われ方を自分で設計できます。

5-5AIが読んでいる情報源——3つの層で整理する

90セッションでAIが引用・表示した情報源を分類すると、3つの層に整理できます。FACT

層1: 比較ポータル・ランキングサイト(AIが読む「おすすめリスト」)

サイトAI回答・検索結果への登場3rdschoolの掲載状況
コエテコ(coeteco.jp)21セッション(90中)。全AI・全カテゴリ(通常/ロボット/マイクラ/AI)で登場する唯一の常連未掲載
コドモブースター4セッション武蔵野市6位掲載。ただしAIの引用は上位5校で切られ圏外
理ナビ2セッション(ChatGPTが引用)掲載ページあり(強化余地)
その他techgym記事 4回・個人ブログ「ロボえもん」4回・kichifan 3回・キッズスクール 2回・robot-school.info 2回・プロリア 1回・子どもスクールナビ 1回。個人ブログですら繰り返し引用される=参入障壁は低いいずれも未掲載

層2: 各教室の公式サイト・自社記事

ChatGPTの出典としての引用最多クラスは、スタープログラミングスクール22回・プログラボ22回・IT KiDS 20回。特徴は「Scratchコース紹介」「AI時代」など、質問の型と一致する個別記事を持つ教室がその質問枠で引用されることです。対して3rdsch.jpの引用は全90セッションで3回のみでした。

層3: 新しく発見された経路

  • Googleビジネスプロフィール(GBP) — Claudeの地図検索・ChatGPTのマップカードの源泉。3rdschool最強の経路(10戦10勝)。
  • PR TIMES(プレスリリース) — ロジカルAIスクールの開校リリースがClaudeの検索に3回表示。リリース配信がそのままAIの情報源になります。
  • 自社比較記事 — 前節のロジカルAIスクールの実例。

5-6結論——掲載・強化を目指す先の優先順位

1
コエテコ — 最優先

21/90セッションに登場する唯一の全AI・全カテゴリ常連。ここに載っていないことがWeb経路0勝の最大要因。しかもコエテコ自身が2026年2月に会話型AIレコメンド機能を導入し、掲載13,000教室超のデータをAIの学習データに活用すると発表済み(掲載=AIの学習素材入り)[17]

2
Googleビジネスプロフィール — 既に最強

レビューをさらに増やし、「学年・コース名・ツール名」が入る設計にする(守りと攻めの両方)

3
コドモブースター — 6位→5位以内へ

AIの引用は上位5校で切られた実績があるため、6位では圏外

4
理ナビ — 既存掲載ページの情報充実

写真・コース・料金の追記

5
プロリア等の新顔ポータル — 順次掲載申請

個人ブログですら引用される以上、露出面は多いほど有利

6
自社発の記事・リリース — 層3の経路を自分で作る

詳細は第6章の施策④へ

FACT 掲載の窓口も調査済みです。コエテコは運営者向け問い合わせ→契約→掲載の流れで有料(定額プランと成果連動プランの2種)[27]。コドモブースターも有料(無料掲載は不可と明記)[28]。プロリアは掲載希望フォームがあり、料金の明記はなく要問合せです[29]

Chapter 06 / Playbook

06

8月、6つの施策を
全部動かす。

結論。AEOの打ち手は6つの領域に整理できます。優先順位は「勝っている経路を固める→最大の欠落を埋める→誤描写を正す→実証済みの新経路を移植する→測る仕組みを固定する」。2026年8月の1ヶ月で、6つすべてに並行着手します。

6-1「やる意味あるの?」への答え——実名の成功事例

施策に入る前に、AEOに投資して成果を出した実例を挙げます。すべて出典を確認できる公開事例です。FACT

1,850%
HubSpot(米・CRM大手の自社実践)

サイト内FAQ・質問形見出し+パブリッシャー提携+コミュニティの3本柱で、AI経由の有望リード1,850%増。AEO経由リードの成約率は他チャネルの3倍[9]

63%
Apollo.io(米・営業支援SaaS)

ブランド認知プロンプトでの引用率63%を達成[10]

156件
Intercore Technologies(米・地域の法律事務所)

ローカルビジネスの例。ページを質問回答型に再構成しFAQを拡充→AI可視性68%・AI推薦経由の新規クライアント156件[10]

7倍
Ramp / MongoDB(米)

計測→改善のサイクルで、RampはAI可視性7倍、MongoDBは50%増[11]

国内
Speee(東証上場・マーケ支援)

自社実践で、Gemini上の「第1位推奨率」を競合内トップに。約100パターンのプロンプト計測→改善のサイクル[12]

9/9
ロジカルAIスクール(吉祥寺・本計測で観測)

最も身近な実例。自社比較記事+PR TIMES+コエテコ+カテゴリ名の4点セットで、AIの質問9戦全勝(第5章)。吉祥寺の同業がすでにAEOで勝っています。

6-2まず全体像——打ち手は6つの領域に分かれる

海外の定石に基づく分類に、本計測で判明した3rdschoolの現在地を重ねました。FACT

領域何をする場所か3rdschoolの現在地(計測結果より)
A. 自社サイトの土台AIが読める・引用できる状態にする(技術・構造・FAQ)引用3/90回。対象年齢・料金・コース別ページなし
B. 自社サイトのコンテンツ質問の型と一致する記事・一次情報を置く引用されうる記事ゼロ(0勝13敗の直接原因)
C. GoogleビジネスプロフィールローカルAI検索(地図経路)の主戦場5.0×16件で圏内最強。10戦10勝
D. 第三者媒体への掲載AIが読む「おすすめリスト」に入るコエテコ未掲載が最大の欠落
E. 自社発メディア・PRnote・YouTube・プレスリリースで言及の面を広げるすべて未着手。競合に成功実例あり
F. 計測・運用同一質問セットの定点観測で効果検証本計測で基盤完成(質問11追加予定)

6-3やらないこと・後回しにすること——投資判断として

やることと同じくらい、やらないことも明確にします。以下は海外の実験・調査で効果が確認できなかった施策です。

  • 構造化データ(スキーマ)タグの網羅実装 — Webページに機械可読の目印を付ける技術施策ですが、1,885ページの実験でAI引用への効果はありませんでした[19]
  • llms.txt等の新技術ファイル・ページ速度改善 — 1万事業者の調査で相関が弱いと判明しています[13]
  • 文字数を増やすだけの長文記事 — 引用されるのは「質問と型が一致する記事」であって長い記事ではありません(本計測のスタープログラミングスクール・ロジカルAIスクールの実例とも整合します)。

→ ここで浮いた工数を、以下の①〜⑥に集中投資します。

6-4優先順位——結論を先に

GBPレビュー強化領域C

既に勝っている経路(地図検索10戦10勝)をさらに固める

コエテコ掲載領域D

最大の欠落(Web経路0勝の主因)を埋める

公式サイト整備領域A+B

誤描写を正し、引用の受け皿を作る

リリース配信+自社記事領域E

競合が実証済みの新経路を移植する

YouTube領域E

AI可視性と最も相関が強い発信面を開く

定点観測の固定化領域F

効果を測る仕組みを固定する

VIEW 並び順の考え方は「既に勝っている経路を固める(①)→最大の欠落を埋める(②)→誤描写を正し受け皿を作る(③)→競合が実証済みの新経路を移植する(④⑤)→効果を測る仕組みを固定する(⑥)」です。順位は投資判断とレビュー用で、8月は全部並行で着手します

6-5各論——6つの施策の中身

各施策は「何をするか/計測結果からの根拠/海外・国内の定石からの根拠/8月の動き」の4点セットで示します。

GBPレビューの「語彙設計」強化

領域C
何をするか
体験直後・作品完成・発表会など満足のピークでレビューを依頼するオペレーションを作ります。依頼時に「よければ、お子さんの学年と受講コース名(Scratchゲームコース等)・使っている教材名を一言入れてください」と添えます。目標: 8月中に+10件(16件→26件)
FACT 計測結果からの根拠
プレイス検索10戦10勝の源泉がGBPです。レビュー内「Scratchコース受講中」の一文が質問8への適合証拠として直接引用され筆頭になりました。レビューの語彙=検索適合性です。
海外の定石からの根拠
1万のローカル事業者を調べた海外調査で、AIに見つかる事業者のGoogleレビューは平均133件、AIに見つからない事業者は平均11件でした[13]。消費者側も、ローカルビジネス探しにAIを使う人が1年で6%→45%に急増。31%は「4.5星以上しか検討しない」、74%は3ヶ月以内の新しいレビューを重視します[4]。レビューの量×鮮度×内容がローカルAI推薦の主要入力です。
8月の動き
第1週に依頼カード・声かけ台本を作成、以降毎週運用。

コエテコ掲載の獲得

領域D
何をするか
コエテコに教室情報の掲載を申請し、写真・コース説明・体験予約枠まで整備します。あわせてコドモブースターの順位向上(体験申込の導線をコドモブースター経由に一部誘導)、理ナビの既存ページ充実、プロリア等への掲載申請も進めます。
FACT 計測結果からの根拠
コエテコは21/90セッションに登場する唯一の常連で、3rdschoolのWeb経路0勝の最大要因が未掲載です。コドモブースターは「6位掲載でもAIの引用は上位5校まで」を実測済みです。
海外・国内の定石からの根拠
ChatGPT引用の43.8%は「おすすめX選」型リスト記事で[15]、引用の28.3%は従来検索でほぼ無名のページ——つまり検索順位とは別の勝負です[16]。ローカルSEOの年次専門家調査は「AI検索では第三者サイトでの言及が新しい被リンクにあたる」と位置づけます[14]。さらにコエテコ自身が会話型AIレコメンドを導入済みで、掲載データがそのままAIの学習素材になります[17]
8月の動き
第1週に申請、月内掲載を目指す。

公式サイトの一次情報整備

領域A+B
何をするか
(1)対象年齢(小1〜高校生)を明記した独立セクション (2)料金ページ (3)コース別独立ページ(Scratchゲームコース/ロボットコース。スタープログラミングスクールのScratch記事型) (4)よくある質問(FAQ)ページ——料金・対象年齢・教材名・振替など、AIに間違われたくない事実を数字と日付入りで (5)「AI×プログラミング博士になろう!」(武蔵野市教育委員会後援)の開催報告記事。
FACT 計測結果からの根拠
ChatGPTで「中高生向け」と3回誤描写され、小学生対象が欠落しています(公式サイト冒頭の「小中高生向け」表記だけでは弱い)。料金は全90セッションで言及ゼロ(競合には料金が引用された例あり)。後援実績は記事が存在しないため全AIに不可視です。ChatGPTの1位2回はいずれも公式サイトが検索にヒットした回=公式サイトの強化はChatGPT攻略に直結します。
海外の定石からの根拠
HubSpotは自社のAEOで「質問形の見出し・FAQ・用語集」をサイト内施策の柱にし、AI経由の有望リード1,850%増を報告しています[9]。AIが引用するページは新しく——AI引用ページは通常の検索結果より平均25.7%新しい[18]、ChatGPTの最頻引用ページの76.4%は過去30日以内に更新されています[16]。一方、構造化データ(スキーマ)タグの追加だけではAI引用は増えないという1,885ページの実験結果があり[19]、投資すべきは技術タグではなく中身=一次情報とFAQです。
8月の動き
第2週に集中制作・公開。

プレスリリース配信+自社記事(note・ブログ)

領域E
何をするか
(1)PR TIMESで「武蔵野市教育委員会後援イベント開催報告」等のリリースを配信 (2)noteまたは公式ブログで「吉祥寺の子ども向けプログラミング教室ガイド」型の比較・ガイド記事を公開(自社の扱われ方を自分で設計する)。マイクラ・ゲーム好きの子向けの切り口記事も候補です。
FACT 計測結果からの根拠
ロジカルAIスクールの4点セット(自社比較記事+PR TIMES+コエテコ+カテゴリ名)がAI枠9戦全勝を作った実例を観測済みです。PR TIMESリリースはClaudeの検索に3回表示されました。地域×ガイド型の記事は個人ブログですら繰り返し引用される、参入障壁の低い領域です。
海外・国内の定石からの根拠
Web上のブランド言及量はAI可視性と最も強く相関します(相関0.664。言及量上位25%のブランドはAI可視性10倍)[20]。日本のAI引用ドメインはYouTube1位・note2位・PR TIMES6位[21]。国内分析では生成AIが引用するプレスリリースの60.5%がPR TIMESです(AI回答81,895件の分析)[22]。ただし海外調査ではリリース原文の引用は0.4%に留まり、報道・記事化された「アーンドメディア」が39.5%と主役[23]——リリースは「配信して終わり」でなく、地域メディア・教育メディアでの記事化・転載まで狙う設計にします。小さな商圏ほど少量のPRでもローカルAI推薦に効くという調査もあります[24]
8月の動き
第3週にリリース1本+記事1〜2本。

YouTubeでの発信開始

領域E
何をするか
教室紹介・生徒作品(Scratchゲーム実演)・「AI×プログラミング博士になろう!」の様子などの動画を公開します。タイトルに「吉祥寺」「子ども」「プログラミング教室」「Scratch」を含めます。
FACT 計測結果からの根拠
YouTubeについては、直接の計測はまだありません。効果は施策⑥の定点観測のなかで検証していきます。
海外・国内の定石からの根拠
75,000ブランドの海外調査で、YouTube上のブランド言及はAI可視性との相関が最も強いシグナルです(相関0.737。被リンクより強い)[25]。日本のAI引用ドメイン調査でもYouTubeは1位です[21]
8月の動き
第3〜4週に1〜2本。

定点観測の固定化

領域F
何をするか
今回の質問セット(質問1〜11。11を追加)を固定し、月1回、同一条件(3AI×各3回)で再計測します。見る指標: 登場率/1位回数/シェア・オブ・ボイス/誤描写の有無/引用された情報源の変化。
FACT 計測結果からの根拠
AIの回答は毎回揺れるため、施策の効果は「同じ質問セットの定点比較」でしか測れません。今回の90セッションがベースライン(比較の基準点)になります。
海外の定石からの根拠
AI回答の引用元は時間とともに最大90%入れ替わるという分析があり[2]、単発の計測では効果を語れません。またSEOとAI検索対策を統合運用する組織の81%が成果を報告する一方、マーケティング責任者の45%は「AI上の自社可視性を正確に測れていない」と答えています(1.26億プロンプト調査)[26]計測の仕組みを持つこと自体が競争優位です。
8月の動き
8月末(第4〜5週)に第1回の定点再計測を実施し、施策前後を比較。

6-62026年8月 実行カレンダー——1ヶ月で全て実行し、計測まで終える

第1週8/1 — 8/8
①GBP: レビュー依頼オペレーション開始(依頼カード・声かけ台本作成)/②コエテコ掲載申請・コドモブースター/理ナビ/プロリア対応開始/⑥質問セット凍結(質問11を追加登録)
第2週8/9 — 8/15
③公式サイト: 対象年齢・料金・コース別ページ・FAQ・後援イベント開催報告記事を制作・公開
第3週8/16 — 8/22
④PR TIMESリリース配信+比較・ガイド記事公開(note/ブログ)/⑤YouTube1本目公開
第4週8/23 — 8/31
残タスク完了 → ⑥同一質問セットで定点再計測(3AI×3回×11問=99セッション)→ 施策前後の比較レポート
9月以降
月次の定点観測を継続(効果は数ヶ月単位で測る)。四半期でコンテンツの鮮度更新
お伝えしておきたいこと(誠実さのために)

VIEW AIの引用は確率的で、「やれば必ず1位」の保証はどこにもありません。やることは「引用される確率を上げるレバーに投資し、確率の変化を定点観測すること」です。また、AIの学習データ更新には時間差があるため、8月末の再計測で全てが動くわけではなく、効果の一部は数ヶ月遅れて現れます。

Appendix / 巻末付録

A

用語・条件・出典。

本誌で使った用語の定義、計測条件の再掲、そして本文の脚注に対応する出典の一覧です。数字の出どころは、すべてここから辿れます。

A-1ミニ用語集

AEOAnswer Engine Optimization
ChatGPT等の「答えを返すAI」に自社が引用・推薦される状態を作る施策。GEO・LLMOもほぼ同義です。
シェア・オブ・ボイスSoV
AI回答に登場した全ブランド言及のうち、自社が占める割合。本計測では423言及中23回=5.4%でした。
GBPGoogleビジネスプロフィール
Googleマップ・検索に表示される店舗情報。評価・レビューを含みます。3rdschoolは評価5.0×16件。
プレイス検索
AIが回答を作る際にGoogleマップの店舗データを参照する経路(本計測でのClaudeの挙動)。3rdschoolはこの経路で10戦10勝でした。
Web検索経路
AIがWeb記事・比較サイトを検索して回答を作る経路。3rdschoolはこの経路で0勝13敗でした。
定着 / 境界線上 / 不在
同じ質問3回中、3〜2回登場=定着(◎◯)、1回=境界線上(△)、0回=不在(×)とする本計測の判定基準。
想起
ブランド名を出さない質問(「おすすめは?」)で名前が挙がること。AI時代の「指名される力」の指標です。

A-2計測条件の再掲

  • 対象AI: ChatGPT(無料版・標準モデル)/Gemini(Gemini 3.6 Flash・無料版)/Claude(Claude Sonnet 5・無料版)の3つ
  • 条件: すべて新規チャット(履歴の影響を受けない状態)で実施
  • 試行: 同じ質問を各AIに3回ずつ
  • 期間・規模: 2026年7月24日〜29日・質問10問×3AI×3試行=累積90セッション
  • 本誌の計測データの出典はすべて「自社計測(2026年7月24日〜29日・90セッション)」です

ご注意 AI検索の仕様変更により、本誌の数値は変動しうるものです。だからこそ第6章⑥の定点観測を計画に含めています。

A-3出典一覧

本文の上付き数字[n]に対応します。海外・国内の調査はすべて実在の公開ソースです(リンクは新しいタブで開きます)。

  1. [1]Do AI Engines Cite the Same Sources? Study of 161,286 Prompts Across 4 Platforms — Writesonic
    writesonic.com/blog/ai-citation-source-overlap-study4つのAIすべてに共通する引用元は3.8%。約7割は1つのAIにのみ出現。
  2. [2]Exclusive: As AI Threatens Search, Profound Raises $96 Million(Fortune) — Yahoo Finance
    finance.yahoo.com/news/exclusive-ai-threatens-search-profound-130000513.htmlAI回答の引用元は最大90%入れ替わる。Fortune 500の1割が顧客。
  3. [3]AI時代の検索マーケティングを支援する新組織「AI Searchマーケティング事業本部」を新設 — サイバーエージェント
    cyberagent.co.jp/news/detail/id=33426日本のユーザーの37%が生成AIで検索、20代では50%超。
  4. [4]Local Consumer Review Survey 2026 — BrightLocal
    brightlocal.com/research/local-consumer-review-survey/ローカルビジネス探しにAIを使う消費者が6%→45%。31%は4.5星以上のみ検討、74%は3ヶ月以内のレビューを重視。
  5. [5]AI Overviews Reduce Clicks by 34.5% — Ahrefs Blog
    ahrefs.com/blog/ai-overviews-reduce-clicks/30万キーワードの調査。
  6. [6]Does AI Search Traffic Convert Better? 0.5% of Visitors Drove 12.1% of Signups — Ahrefs Blog
    ahrefs.com/blog/ai-search-traffic-conversions-ahrefs/
  7. [7]Profound Raises $96M Series C at $1B Valuation — Profound
    tryprofound.com/blog/profound-raises-96m-series-c
  8. [8]GEO/LLMOソリューション — 電通デジタル
    dentsudigital.co.jp/services/data-ai/generative-engine-optimization
  9. [9]How HubSpot Became the #1 CRM in AI Search [A Case Study] — HubSpot Blog
    blog.hubspot.com/marketing/hubspot-aeo-case-studyAI経由の有望リード1,850%増・AEO経由リードの成約率3倍。
  10. [10]Answer Engine Optimization Case Studies That Prove the ROI of AEO — HubSpot Blog
    blog.hubspot.com/marketing/answer-engine-optimization-case-studiesApollo.io 引用率63% / Intercore Technologies AI可視性68%・新規156件。
  11. [11]Customers — Profound
    tryprofound.com/customersRamp: AI可視性7倍 / MongoDB: 50%増。
  12. [12]【自社事例を公開】LLMO対策の成功事例 — Speee Marketing Insights
    webanalytics.speee.jp/media/article/llmo-success-casestudy/
  13. [13]New Study of 10,000 Local Businesses Reveals What AI Actually Uses(Insites) — National Law Review
    natlawreview.com/press-releases/new-study-10000-local-businesses-...AIに見つかる事業者のレビュー平均133件 vs 不可視の事業者11件。技術系施策は相関弱。
  14. [14]2026 Local Search Ranking Factors — Whitespark
    whitespark.ca/local-search-ranking-factors/「AI検索では言及(サイテーション)が新しいリンク」。
  15. [15]Do Self-Promotional "Best" Lists Boost ChatGPT Visibility? Study of 26,283 Source URLs — Ahrefs Blog
    ahrefs.com/blog/best-lists-research/ChatGPT引用の43.8%は「おすすめX選」型リスト記事(26,283 URL調査)。
  16. [16]67% of ChatGPT's Top 1,000 Citations Are Off-Limits to Marketers — Ahrefs Blog
    ahrefs.com/blog/chatgpts-most-cited-pages引用の28.3%は検索流入ゼロのページ。最頻引用ページの76.4%が過去30日以内に更新。
  17. [17]「コエテコ byGMO」が会話型AIによるプログラミング教室レコメンド機能の提供を開始 — GMOインターネットグループ
    group.gmo/news/article/9916/掲載13,000教室超のデータをAIの学習データに活用。
  18. [18]Do AI Assistants Prefer to Cite Fresh Content? — Ahrefs Blog
    ahrefs.com/blog/do-ai-assistants-prefer-to-cite-fresh-contentAI引用URLは通常の検索結果より平均25.7%新しい。
  19. [19]We Tracked 1,885 Pages Adding Schema. AI Citations Didn't Budge — Ahrefs Blog
    ahrefs.com/blog/schema-ai-citations/
  20. [20]90+ AI SEO Statistics (Fresh and Original Data) — Ahrefs Blog
    ahrefs.com/blog/ai-seo-statistics/ブランドWeb言及とAI可視性の相関0.664。言及量上位25%は可視性10倍。
  21. [21]AI検索で引用されるドメイン、YouTubeが首位維持!noteは5位→2位に急上昇【Ahrefs調べ】 — Web担当者Forum
    webtan.impress.co.jp/n/2026/07/08/52926日本のAI引用ドメイン: YouTube1位・note2位・PR TIMES6位(2026年7月)。
  22. [22]生成AIが引用するプレスリリースの60.5%はPR TIMES(AI回答81,895件分析) — Optyino.ai(株式会社Wallabee)
    optyino.ai/press/prtimes-ai-citation-share
  23. [23]AI Search Visibility Report March–April 2026(5.35M Citations, 8 LLMs) — Meltwater
    meltwater.com/en/blog/ai-search-visibility-march-april-2026ニュース/アーンドメディアが引用の39.5%。プレスリリース原文は0.4%。
  24. [24]I Studied How AI Recommends Local Businesses(Simon Moser) — Entrepreneur
    entrepreneur.com/building-a-business/marketing/i-studied-how-ai-recommends-local-businesses-...小さな商圏ほど少量のPRでもローカルAI推薦に効く。
  25. [25]YouTube Mentions Are the Strongest Signal of AI Visibility(Ahrefs 75,000-Brand Study) — The Next Web
    thenextweb.com/news/ahrefs-youtube-mentions-ai-visibility-brand-searchYouTube言及とAI可視性の相関0.737(被リンクより強い)。
  26. [26]Semrush Releases Expanded 2026 AI Visibility Index(126M Prompts) — Semrush Newsroom
    semrush.com/news/463141-semrush-releases-expanded-2026-ai-visibility-index-...統合運用組織の81%が成果報告。責任者の45%は自社可視性を正確に測れていない。
  27. [27]プログラミング教室運営者さま 教室を掲載しませんか? — コエテコ byGMO
    coeteco.jp/school_contacts掲載は有料。定額プランと成果連動プランの2種。
  28. [28]教室掲載のお申込み(掲載は有料) — コドモブースター(株式会社イトクロ)
    kodomo-booster.com/business/starter/contacts無料掲載は不可と明記。
  29. [29]プロリアへの掲載希望のお問い合わせ — プロリア プログラミング
    prorea.jp/programming/columns/request-for-publication/掲載希望フォームあり。料金の明記なし・要問合せ。

※ 本誌の計測データ(登場回数・順位・シェア・引用元など)の出典はすべて自社計測(2026年7月24日〜29日・90セッション)です。
※ AI検索の仕様変更により数値は変動しうる点にご留意ください。